水土里ネット有田川のご紹介

理事長あいさつ

水土里ネット有田川 理事長
星田 泰弘

この度は私ども水土里ネット有田川ホームページにお越し頂き、ありがとうございます。
私、平成28年8月1日より理事長に就任させて頂きました。
理事長という大役に責任を感じながら、例え何か少しでも出来ることはないかと試行錯誤の毎日であります。
かんがい排水施設は昭和28年の水害後、災害復旧事業によって造成され、また、畑地かんがい施設は昭和40年代に造成された施設であり、いずれの施設も老朽化が目立つ施設であります。
これらの施設につきましては、随時、関係当局のご指導を頂き、ご援助を賜りながら維持修繕に取り組んでいるところでございます。
特に関係市町様におかれましては財政厳しいなか、相変わらずのご理解・ご支援を頂いておりますこと、組合員ともども心より感謝申し上げます。
今となっては旧式化した施設であるが故、管理運営面では組合員の皆様方には大変ご苦労をお掛けしているところであります。
このようななか、維持修繕もさることながら、近年、省力化・近代化に向けた新しい取り組みも行っております。
平地部のかんがい排水施設につきましては、主要な水門設備の電動化・自動化・遠隔監視通報装置の整備を進めております。
中山間部の畑地かんがい施設につきましては、近年危惧されております東海・南海・東南海地震・南海トラフ地震に備え、随時、緊急遮断設備を整備し、各水槽の水位・流量の監視を行うと共に、併せて水槽の水位をインターネットを通じて閲覧する仕組みを構築し、組合員の皆様にご覧頂ける環境を整備しようと計画しております。
田殿工区ではモデル地区として、来年度より散水弁の遠方操作・自動化に取り組むことになっております。
また、ソフト面では来年度より農地中間管理事業の窓口業務を行い、農地の貸し借りの橋渡しをさせて頂こうと考えております。
造成当時から見ますと第3,第4世代になろうかというところであります。
先人達が造り上げ、守ってきてくれた地域のかけがえのない財産である農業水利施設をこの世代に、また後世にいいかたちで引き継ぐことが今の我々に課された使命であり,責任であります。
組合員の皆様はもとより、地域の皆様方と共に歩んで参りたいと思いますので、どうかご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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